Archive for ‘Daily’

4月 2nd, 2015

アートのフォーマットって今でも圧倒的に絵なんだな

某アートフェアに先日いってきたのですが、そこで感じたこと考えたことをメモ的に投稿しておきます。

 

作品としては圧倒的に絵画が主で、フォーマットって全然更新されていないんだなぁということを目の当たりにした。

そして、ずっと前に見た草間彌生の映画の1シーン、“ハプニングをやったって牢屋に入れられちゃうんだもの”というようなことを言って、絵を描いているみたいなシーン(うろ覚え)を思い出したりもした。

 

美大を出てるというと、絵を描いているとか絵が好きとかって思われてしまうんだけど、その度に美術大学=絵を描く大学じゃないんだけどなぁとモヤモヤし続けてきたんですが、アートフェアでこんなに絵なんだから、そりゃそう認識されてるのが自然だよなと今更ながら思いました。

 

何割かの人は、オフィスやらに「飾る」ものとして絵画を買ってるそうで、それはそれとしていいんだけれども、「飾る」という行為、「装飾品」という立場で回収されてしまっても、やりとりが成立した形になることにモヤモヤがなくはない。
この飾る行為などの消費の構造を要素分解して捉えないと、わたしが感じてるズレみたいなものは埋まらない気もした。

 

わたしはアーティストとして人様に紹介していただくことが度々あるけれど、
いわゆるアート“業界”関係者として動いているわけではなく、売り手でも買い手でもないのだけれど、前述のモヤモヤたち=ある種の敗北感、しかももう何度も擦られた敗北感をかんじながら、会場を後にした。

 

メイン会場みたいな所ではない場所で、いくつかのインスタレーションが展示されていて、インスタレーションはメイン所に置けないポジションなのかなとか、悪い意味でちょっと疎外感として捉えかけてしまっていた。

そのインスタレーションたちは飲食店の集まるビルなどにあって、アートを見に来たのではないだろう人たちにも見られていて、別に何に回収されるわけでもないのだけど、その作品と出会った人の何かをきっと揺さぶっていて、この作品の展示ここでよかったと勝手に安心した。

 

あと、これはアートフェアとは別のことだけど、
さきほど言った敗北感の1つに、アートとかどうでもいいだろう人たちがなんだか空虚にアートを愛でて使う“アートですね〜!”、“◯◯がアートで素敵♥”などがある。
そういった発言には度々勝手に傷心してきた。
が、最近免疫がだいぶついたし、そういった人たちとはどうすればズレが縮まるのかという術みたいなのを蓄える方にここ数年、意識が行っている。

もうちょっと踏み込んで書かないと伝わらない問題がたくさん含まれていると思うけど、丁寧に書くよりは手早くアウトプットする方が大事だと思ったので。

 

 

 

3月 26th, 2015

1杯めからワインを飲んでる理由を誤解されがち

呑み会というのは「ビールの人〜?」の一声から始まることが多い。
けど、私はビールが苦くて飲めない。
なので毎回そのビッグウェーブに乗れず、こっそりグラスワインを頼んでる。

そして乾杯の時に、ワイングラスを持つ私を見て
「ワインだw オシャレ〜w」みたいな反応をする人が必ず1人はいる。

気取っているわけじゃない。ビールが飲めないの

そして理由はそれだけじゃない。
カクテルだと水分が多いので、トイレが近くなってめんどくさいわけ。
尿意をもよおす間隔をできるだけ広くとりたいの。これが2つめの理由。

そしてワインはアルコール度数が高いから、少量でほどよく酔える。コスパもいい
これが3つめの理由。

そしてそしてポリフェノールがあるから、美と健康に対して言い訳だってできるというのが4つめの理由。

シャレた理由なんて1つもない。みんな何かを誤解している。
これほどまでにワインのもつ世界観と一切関係ない理由で呑んでる女もいるよ。

 

8月 11th, 2014

Facebookにある“負の気分”のバリエーションが凄まじい

Facebookの気分を投稿できる機能を、最近まで全然使っていなかった。
ある時見てみたら、なんだこれ!というラインナップで驚いた。

facebook00

 

しかも、負の気分のバリエーションがすごいある。
なんでここまで細分化されてるの、これとこれの違いはえっと…と混乱しかけるくらい。

 
例えば怒り系だけでも
不機嫌・イライラ・むかつく・苛立たしい・腹が立つ・腹立たしい・怒っている・激怒・憤怒
とある…。
自分の怒りの種類を見分けるとか、本当に怒ってたらイライラして選べなさそう。
個人的には、むかつく〜腹立たしいがとくに細分化されすぎてて面白い。どしてそんなあるの。

 
そしてこのあたり↓ 種類は多くないもののかなり微細なグラデーションがあるラインナップ
最悪系最悪・最悪な気分・最低な気分
疲労系:疲れた・疲れ切った・疲労困憊
小心系:心細い・弱気・心配・不安・自信ない
傷心系傷ついた・だまされた気分・裏切られた気分
凹み系:落ち込んでいる・へこんでいる・意気消沈・衰弱
不快系気持ち悪い・気分悪い・もっと気分が悪い・不快・嫌悪

 
あとダウナー系の選択肢が怒濤なのです。
ちっぽけな気分・無用な気分・役立たずな気分・無力な気分・途方に暮れている
孤独な気分・一人ぼっちな気分・ほっておかれた気分・無視された気分・求められていない気分・愛されてない気分・惨めな気分
つらい・苦しい・ひどい気分・胸が張り裂けるような気分・不幸な気分・報われない気分・行き詰まった気分・望みがない・失望

(その他、悲しい・がっかり・憂鬱・ストレス・ジェラシー・貧乏な気分・邪悪な気分・醜い・打ち負かされた気分・がんじがらめな気分・居心地が悪い・気まずい・脅かされた気分・侮辱された気分・怖い・怯えている・気味悪い・ゾッとする…)

 
極めつけは、何も感じない まである。

ちなみに、今むしゃくしゃしてるんですが、あんなに怒りのバリエーションがあるのにむしゃくしゃがない。

 

7月 27th, 2014

虹がステキだったはずなのに。

先日、二重の虹がみえました。
虹が好きってわけでは全くないのですが、内側の方は驚くほど色が濃かったし、不意に肉眼でファンタジックな景色を見れてアガってしまい、例に漏れずパシャパシャあいふぉーんで撮った。

 

rnbw01

 

逆側も見えたので撮りました。

rnbw02

 

こちらは二重じゃないけど、虹ステ… なにこれ蛍光灯の映り込みの方がステキなんだけど。
不意に現れる虹より、蛍光灯が美しいなんてことが………  ありました。

 

結局私にとっては、見ているものがすり替わってしまう、しかも前提条件を吹っ飛ばしてしまうような体験自体がいちばんステキでした。

 

6月 23rd, 2014

BMI16の私が伝授する「電子欲ダイエット」

健康診断で、昨年はBMI16、今年は15.5を記録しました。
痩せ過ぎと注意され、体重増加を意識している今日この頃です。

が、世の女性は痩せたい場合が圧倒的に多い。
だったら、痩せ気味の私が伝えられることあるんじゃないの?ってふと思ったので記しておきます。
私が、食べるのを我慢せずに、この体重になっているワケを。
(※体質などで個人差はあると思います)

 

それは、このブログでも時折言っている
「(肉体から解き放たれて)思考や感情の電気信号だけでの存在になりたい」
という願望がもたらす意識。
それによって、いろんなことをイメージ段階で満足できるため、食べ物もそれほど量を食べなくても、不満に思わないのです。
この意識があると、食に限らず物に対しても欲求不満をもつ機会がほとんどなくなっているような。

これが食べたい!という欲求で食べるというより、エネルギー不足になったら食べるという状態を自然とできるので、食べ過ぎることがほぼ皆無になります。
(全般的にすごくこれが欲しい!という貪欲さはなくなってしまうデメリットもある。)

 

電子欲ダイエット、よかったら試してみてください。効果は保証できないけど。

記してはみたものの、そんな自意識もてるかいと思われてしまうかな…。

私は、電子欲をもちながらも体重増加を目指します。

 

3月 26th, 2014

ダメージ補修について

結構な傷心をした時って、みんなどうしているのですか。
私は、その状況を客観的に見てみたり、感情を表に出したり、自分の心もちがどうなっているのかを読み解いたりできれば、乗り越えられると思っていたのです。
けど、そうではないことにやっと気づいたところ。
読み解くことで飲み込めるなんてどうして思っていたのだろう。
あれこれ把握したからと言って、心のダメージを補修できるわけではない。
ここまではわかったけど、この先どうしよう。
むしろどうにかして補修できるとおもっていること自体が間違いなのかもしれない、
負傷したまんまなのかもしれないとか書きながら思えてきました。
この季節は、外出先で不意に涙が出てきてしまっても、花粉のせいにできることに氣づきました。

 

1月 26th, 2014

パンツをはいてしまう

冬に厚いタイツをはいていると、パンツがいらないんじゃないかという氣がしてくる

タイツがあんなに厚いならパンツの役目も同時に果たすのではないかと思うから
でもやっぱりパンツをはいてしまう

パンツはいらないという結論は出せても、パンツをはかないという決断ができないのです

パンツくらいのものなんかにとらわれている私に、一体何ができるというのか
とまで思えてくる

でも

パンツ+タイツ+毛糸パンツのコンビネーションの日に、トイレの後うっかり順序を間違えて持ち上げると面白い構成が表れたりして、なんだか見とれてしまったりもする

こんな些細なことで立ち止まり立ち止まり過ごしているから、人生がなかなか前に進まない

2014年もよろしくお願いします

11月 12th, 2013

ガーrl、ガーrl、ガーrl

以前こんな投稿をしました_

正しさよりも、感覚とのフィット感と音の響きの氣もちよさを重視して言葉を使ったら

 

某アイドルの番組を観ていたら、まさにこのような言葉遣いの人がいたのです。

それは「海パンカメラマン」と呼ばれている、ピチピチの海パン姿で写真を撮るグラビアカメラマン。(ノイズになりかねないインパクトなので、あのビジュアルは一旦忘れてください)

 

その方がカメラのシャッターを切る度、「ガール」「ガール」「ガール」と仕切りに言っている場面があったのです。「ガーrl」と表記する方が発音的には近いかもしれません。舌を巻いているような音。

アイドルの女の子…ガールを前にして写真を撮ってるからと言って、シャッターを切る瞬間ごとに「ガーrl」と発するのは、意味的に考えるととても違和感があるのですが、シャッターを今切ったという掛け声のようなものとしては、音が短くリズムがいいように聴こえるのです。

“え?ガール?”と一瞬違和感をもつのですが、なぜか馴染んでしまう感覚がなきにしもあらずでした。

 

こんな言語感覚の人ははじめて…!

しかも、この方はどのショットでも「ガーrl」と言っていたわけではなく、ある場面で急にその掛け声を使い出したのです。何が弾みになったのかはわかりませんが、その時に彼の中で、ガール感が高まったのだと思われます。

 

私の中では、 海パン姿よりあの言語感覚の方がはるかに興味深く、そこをクローズアップしてもっと放映してくれと思うくらいでした。あんなのびのびと感覚的に言葉を発することに、羨ましくさえ思いました。